2014年11月24日

『正六万五千五百三十七角形 ~人の環~』(テーマ:人)

「連携」は、複数の個人、組織が関わり合い、
連絡を密に取り合って,
一つの目的の為に一緒に物事をすることです。

さて、多くの方は、
人が複数、それもたくさん集まると、
それだけ角が立ちやすくなると考えるのではないでしょうか。

確かに人が多くなればなるほど、
そのつながり(関係)は多く、そして複雑になるでしょう。

ですが、
人が集まって、輪を作った場合を考えてみましょう。

5人より6人、6人より7人、…と人数が増えていくほど角が取れていくのです。

正五角形の外角は72°、正六角形の外角は60°、正七角形の外角は約51.43°
…、正十二角形では30°、…、正二十角形では18°、
…、正二百五十七角形では約1.40°、…と
数が増えるほど数値が小さく、角が取れてくるのが分かります。
正六万五千五百三十七角形ともなると、
ほとんど真円と見分けがつかないほどです。
多角形 54 カラー
多角形 180 カラー
多角形の図 25
多角形の図 111
ただ、これらは全て
正●角形であることを前提とした話です。
正●角形でなくなる、つまり、
どれか1つの頂点が、誰か1人が輪(和)を乱すと、
角が立ってきてしまうのです。

つまり、連携にあたっても、
皆が適切にバランスをとることが必要だということではないでしょうか。

もう1つ、人の環で正●角形を作るには、
できるだけ正●角形に近づける為には、
皆が同じ方向を向いている、
向き合っている必要があるのではないでしょうか。

必ずしも同じ方向を向いていなくとも、向き合っていなくとも、
正●角形は作れます。
ですが、お互いが向き合っていなければ、
例えば誰かの位置がズレていた時にそれに気付くことが難しくなります。
皆が同じ方向を向いて、もし
誰かの位置がズレていたら、誰かがバランスを崩していそうなら
それを指摘し合う。
そういったことも必要になってくるのではないでしょうか。
また、皆が同じ方向を向いていれば、進み始めても
同じペースであれば正●角形は保たれますが、
誰かが違う方向を向いていると、
そのバランスは崩れてきてしまいます。

余談ですが、正六万五千五百三十七角形は
(理論上は、)コンパスと定規を使って作図可能だそうですw( ̄▽ ̄;)w
10年の歳月をかけて正65537角形の作図法を調べて、
計算の要旨のみの報告を雑誌に発表したそうです┐(-。ー;)┌
要旨のみで200ページを超えるとのこと(-∀-`; )

作業療法士 西俣


Posted by しんがくどう at 10:48│Comments(1)
この記事へのコメント
すご〜いなー
Posted by 若いのはいいなぁわしも60年まえは大スターだったからのう at 2023年07月12日 18:37
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『正六万五千五百三十七角形 ~人の環~』(テーマ:人)
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